国際的に活躍した版画家・棟方志功の芸術と日常生活に密着したドキュメンタリー映画『彫る 棟方志功の世界』(1975年、41分)。監修は美術評論家の河北倫明、製作は草壁久四郎、監督は柳川武夫。1976年ベルリン国際映画祭記録映画部門グランプリなど、国内外の映画祭で高い評価を得た棟方の記録映画を上映します。アフタートークには、棟方志功の孫であり、本展に学術協力をいただいた石井頼子氏をお招きし、研究家として、そして家族としての視点から、映画制作にまつわる秘密と棟方の知られざる一面をお話しいただきます。
東京国立近代美術館と棟方志功の間には、深い縁があります。棟方がグランプリを受賞した1956年のヴェネチア・ビエンナーレの出品には、東京国立近代美術館のOBである美術評論家の今泉篤男が関わっています。吉阪隆正が設計した日本館の展示空間には、驚くべき展示戦略がありました。棟方志功はいかにして「世界のムナカタ」になっていったのか。掌サイズの葉書から本の装幀や商業デザイン、公共建築の壁画、テレビやラジオ出演まで、様々なメディアを通して版画の可能性を広げた道程―「メイキング・オブ・ムナカタ」をお話しします。
本展チラシに記載している時間帯から変更になりました。ご了承ください。
10月8日(日)午前9時~9時45分 NHK Eテレ
再放送:10月15日(日)午後8時~8時45分 NHK Eテレ
海外で数多くの賞に輝き、“世界のムナカタ”と呼ばれた版画家、棟方志功。版木すれすれに眼を近づけて猛烈なスピードで彫っていく棟方。自らの作品を、「版画」ではなく、板の声を聞き、板の命を活かす「板画」だと宣言した。番組では、棟方志功の代表的な版画作品を、棟方自身の文章によって紹介しながら、「白と黒」「裸婦」「文字」などのキーワードで棟方作品の特徴を浮かび上がらせていく。
10月5日(木)午前8時25分~8時35分 NHK Eテレ
10月7日(土)午前11時30分~11時40分 NHK Eテレ
10月10日(火)午後3時45分~3時55分 NHK Eテレ
ねこの怪盗2匹が主人公のアート・エンターテインメント番組。狙うは棟方志功の版画。
盗み出せるか?さらに驚きの“アートースト”と古川琴音の“画家のうた”ユーミン版!
11月14日(火)午後5時30分~5時35分 NHK Eテレ
11月17日(金)午後11時50分~11時55分 NHK Eテレ
井上涼さんの「びじゅつへのユニークな目のつけどころ」から、ポップな絵、奇想天外な歌詞、忘れられないメロディーが次々に生まれます。オリジナルの曲とアニメは、あなたのココロをわしづかみ。きっとあなたも「びじゅつ」のとりこに。
棟方志功の板画「二菩薩釈迦十大弟子」が発想の源。十大弟子のうち、靴が黒い人が5人、白い人が5人います。弟子たちはチーム分けされているのかもしれません。5対5といえばバスケットボール。彼らはこれからバスケットボールの試合をするのです。手で複雑なポーズを作って意思の疎通をはかりながら。ふたりのぼさつはそれぞれのチームのコーチです。
10月31日(火)午前4時台 NHKラジオ第1/NHK-FM
お話し 俳優・画家 片岡鶴太郎 さん
ほかの人とは違う新しい世界を築いた方を紹介する、「わが心の人」。
棟方志功を敬愛する、俳優で画家の片岡鶴太郎さんが語る。
NHKアーカイブスに残る棟方志功の貴重な映像、音声や、本展にあわせて制作された関連番組など、棟方志功の関連コンテンツはこちらから
8月31日(木)午前8:15-午前9:55 NHK総合
今回は熱くてディープな青森の夏を漫画家・ヤマザキマリさんが旅をする。
まずは青森を代表する祭り「青森ねぶた祭」に参加、ハネトと呼ばれる踊り手の格好をして祭りの熱気を体感。
またねぶたづくりの現場ではねぶた師から制作の苦労話などを聞く。
そして、大の棟方ファンでもあるヤマザキマリさんが次に訪れたのが青森県立美術館で開催中の企画展「生誕120年棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」。
代表作「二菩薩釈迦十大弟子」など、棟方の代表作が勢ぞろい。
ヤマザキマリさんがその魅力をたっぷりと語る。
また棟方志功が何度も訪れたという八甲田の酸ヶ湯温泉もたずねる。
熱いといえば、八戸で毎週日曜日に開催されている朝市も見逃せない。
300点以上の店が軒を連ねる国内最大規模の朝市の熱気を紹介する。